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LULL(ラル) – お疲れ女子のための『癒し』をテーマにしたブログ

ストレスとうつ病の関係とは?

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うつ病とは?

うつ病とはストレスなどが原因で、脳の中の神経の伝達機能に異常がおき、思い当たる原因がないのに気分が憂鬱で落ち込んだり、何ごとにもやり気が感じられなくなったりする心の病気です。たとえば過労によるうつ病の場合、残業によるストレスが過剰にかかるだけでなく、仕事と職場の往復で、気分転換ができないなどの状態が続くため、脳がオーバーヒートしてしまいます。これによって脳内のホルモン分泌に異常を来すなどして、抑うつ状態が起こるのです。

 

人間は脳内にある神経伝達物質と呼ばれる物質で、神経細胞にさまざまな情報を伝えて、活動を起こしています。しかしストレスがたまると、神経伝達物質の量が減ったり、うまく情報を伝達できなくなったりします。

 

脳内には幸せ物質と呼ばれるセロトニンノルアドレナリンという物質がありますが、うつ病の患者さんにはこれらの物質が少なくなっており、幸福感や意欲的な気持ちが起こりにくくなるのです。また、言葉や運動、精神的な活動をつかさどる前頭葉の血流が悪くなり、何ごとに対してもやる気が出ない、物忘れが激しいなどの症状が起こります。このことからわかるように、うつ病は立派な病気です。気持ちを明るくしようと努力すれば症状が改善するというものではありません。薬物治療など、専門医の診療を受けて、治療を行う必要があります。

 

うつ病の原因となるストレス

うつ病の原因となるストレスには、さまざまなものがあります。人間関係などによる精神的なストレス、働き過ぎなどによる肉体的なストレス、家族との不和、お金など将来に対する不安、引っ越しや転職など環境の変化によるストレス、親しい人との死別などによるストレス、健康に関する不安や病気によるストレスなど、私たちはさまざまなストレス要因にさらされています。複数のストレスが一気にのしかかってくることも多く、過剰なストレスによって心身のバランスを崩し、うつ病を発症してしまう人は少なくありません。

 

特に女性は月経や妊娠・出産、更年期など、ホルモンバランスを崩しやすく、これらが原因で鬱病を引き起こすこともありますし、育児によるストレスや、嫁ぎ先での人間関係によるストレスから発病する人もいます。

 

うつ病を引き起こさないためには、ふだんからストレスをためないように心がけることが大切です。十分な睡眠を取り、栄養バランス良い食事を摂るなど規則正しい生活を送っていれば、多少のストレスがあっても、乗り越えられます。

しかし偏食、睡眠不足など不規則な生活を続けていると、心身ともに疲れますから脳のストレスの耐性が低くなり、うつ病を引き起こす原因になります。