悪い眠りでは疲れがとれない!良い眠りで疲労回復する方法
睡眠時間が短くて、疲れが取れないと悩んでいませんか。しかし睡眠時間も大切ですが、質の良い眠りを心がけることは、それ以上に大切です。というのも体の疲れは横になって体を休めればある程度回復しますが、脳の疲れは眠らないと回復しないからです。また、深夜に脳内の成長ホルモンが分泌されます。この時間にぐっすりと眠ることで、疲れがいやされ、体のキズなども修復されます。
■悪い眠りとは?
人は眠っているときに眠りの浅いレム睡眠と、深い眠りのノンレム睡眠を繰り返しています。
短時間しか眠れないと疲れるのは、この眠りのリズムが崩れ、脳を休めることができず、いくら寝ても疲れが取れないという状況になります。
また心身ともにストレスを強く受けていると、眠りの浅いレム睡眠の時間が長くなり、眠りの深いノンレム睡眠が起こりにくくなります。このため長時間寝たのに、疲れがとれないという状況が起こります。
つまり悪い眠りとは、浅い眠りが続くことです。
■良い眠りとは?
良い眠りとは、深い眠りと浅い眠りが規則正しく繰り返される眠りです。
そして1度目と2度目のノンレム睡眠時に熟睡状態にあり、最後にレム睡眠へと戻って目覚めるのがもっとも良い眠りといわれています。
■良い眠りを得るためには?
良い眠りを得るための最も効果的な方法は、日中に運動をすることです。
体を動かすと疲れるので、眠りに入りやすくなる効果がありますし、運動でストレスが解消されますから、眠りに入りやすくなります。
部屋を暗くすることも大切です。真っ暗では眠れないという人も多いのですが、目をつぶっていても、灯りの刺激を感じてしまうので、熟睡できません。
部屋を真っ暗にして眠ることをおすすめします。
眠れないからといって寝酒を飲む習慣がある人もいますが、肝臓への負担が大きい上に、熟睡を妨げるのでおすすめできません。
寝酒の習慣がある人は、生活の見直しを行いましょう。
熟睡へと導くためには、眠る1時間ていど前から、部屋の照明を落として、できれば蛍光灯ではなく暖色のオレンジ色などのライトにしましょう。
眠る前に蛍光灯などの明るい光を受けると睡眠ホルモンのメラトニンが分泌されず、なかなか寝付けなくなります。
同様にスマートフォンやタブレットを見るのも禁物です。スマートフォンの液晶画面から発する光は目の奥まで達して、脳に強い刺激を与えています。
このためスマートフォンを使った後は、なかなか眠れないという研究成果が発表されています。また眠る前に食事をとる、コーヒーや緑茶などのカフェインが含まれている飲み物を飲むのも熟睡を妨げます。